会長運営方針

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2024~2025年度

会長 森 光子

 

「みんなちがって、みんないい」から始まるロータリーの輪
〜 違いを認め合い、手を取り合って育てる つながりの奉仕 〜
 

はじめに

「みんなちがって、みんないい」

 
 今年度のテーマは、大正末期から昭和初期の詩人・金子 みすゞさんの言葉からお借りしたものです。
 
 今、世界情勢はロータリーの価値観とは違う方向にあるように感じています。そんな中でも私たちが大切にしたいのは、「誰ひとり取り残さない」優しいまなざしと、多様な違いを尊重する心ではないでしょうか。
 
 私がクラブに入会した15年前、女性二人目の入会ではありましたが、諸先輩方がとても温かなまなざしで向かい入れていただき、気づいてみますと、この上もない居心地のよい場所にクラブがなっていました。わがクラブには台湾出身の黄さんも入会いただき、名実ともに多様性に富んだクラブとなっております。
 
 15年の諸先輩方からいただきました温かな思いを今度は恩返しすべく、その思いをもとに皆様方の違いを力にかえ、それを心でつないでいく奉仕活動を実践してまいります
 
活動の柱
 

  • 1. 一人ひとりが輝ける全員参加のクラブへ                
    •  それぞれの個性や得意なことを活かし、どんな小さな関わりでも歓迎されるクラブを目指します。「できる人が、できるときに、できることを」無理なく楽しく続けられる仕組みを工夫してまいります。
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  • 2. ウエルビーイングを大切にした しなやかなクラブ作り
    •  心身ともに健やかで安心できる場であることを大切にし、会員一人ひとりが「ここにいてよかった」と思えるような、温もりあるクラブ運営を目指します。
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  • 3. 多様性を受け入れる風通しのよいクラブへ(DEIの実践)
    •  私たちは、一人ひとりの違いを尊重し、認め合うことが、あたたかいクラブの礎になると信じています。年齢、性別、職業、価値観、人生経験、それぞれの違いがあるからこそ、クラブに豊かな彩りが生まれます。
    •  「みんなちがって、みんないい」のように、誰もが自分らしく、安心して思いを伝えられる、そんな風通しのよい場所を皆で一緒に作っていきましょう。
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  • 4.地域との連携を深める奉仕活動
    •  八代の豊かな自然や歴史、文化、そして人とのつながりを活かし、地域に寄り添う奉仕を続けていきます。行政・企業・学校などとも連携し、地域の未来を育てるお手伝いをしてまいります。
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  • 5.国際交流の強みを地域に還元
    •  米山奨学生を受け入れるクラブとして、私たちは多文化理解と国際感覚を活かした活動に力を入れています。世界とのつながりを地域にも広げることで、子どもたちや若い世代が新しい価値観や視野に触れる機会をつくりたいと願っています。
    •  また、私たちのクラブは、台湾・基隆西北ロータリークラブと30年にわたり友情を育んできた歴史を持ち、国際的な連携を実践してきました。
    •  こうした豊かな国際交流の経験を、地域の魅力や可能性へとつなげながら、これからも未来を見据えた活動を重ねてまいります。
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  • 6.奉仕活動を“点”から“線”へ そして“輪”へ
    •  これまでの活動を一つひとつ繋ぎ、継続性とつながりのあるクラブ奉仕へ。
    •  過去・現在・未来を結ぶ「ロータリーのリレー」を意識し、想いを次の世代へつなげてまいります。

 
むすびに
 
 今年度の地区スローガン「みんなでつなぐ、育てる、ロータリーリレーション」、そしてRI会長メッセージ「良いことのために手を取り合おう」この二つのメッセージに、私たちのクラブらしい温かさと優しさを添えて、実りある一年にしていきたいと思います。どうぞ皆様、これからも互いに手を取り合いながら、一緒に歩んでまいりましょう。
 「みんなちがって、みんないい」その想いが、きっと誰かの笑顔につながっていきますように。
 
 
奉仕部門(別紙1)
 
戦略計画委員会

    1. 中長期(3年間)のクラブ戦略の策定、共有(活動の柱2、3、4、5、6)
    2. 進捗状況の「見える化」と会員との情報共有(活動の柱2、3、6)
    3. 各部門との連携と戦略的支援(活動の柱2、3、4、5)
    4. 次年度以降への「つなぐ」仕組みづくり(活動の柱4、5、6)
    5. クラブ危機管理体制の整備

 
クラブ管理運営部門・SAA部門

    1. 例会プログラムに会員スピーチや身近な話題を取り入れ、参加意欲と共感を高める(柱1、3)
    2. 年間を通じて一貫性のあるテーマを設定し、例会にストーリー性をもたせる(柱3、6)
    3. 会員同士の交流や対話の機会を積極的に設け、心理的な安心感とクラブヘの帰属意識を高める(柱1、2)
    4. 親睦行事においても、「全員が参加しやすい」工夫(内容。時間帯・対象など)を意識する(柱1、2)
    5. プログラム・親睦・スマイルの各領域が連携し、クラブ全体の「温かさ」と「つながり」を育てていく(柱1、2、3)

 
会員増強部門

  1. 入会促進のための新しいアプローチ
  2. 定着支援:メンター制とクラブ理解の機会の提供
  3. 会員退会(離脱)防止のためのサポート体制
  4. 新入会員。紹介者・メンターの三者交流機会の創出
  5. 会員増強に関する進捗の見える化
  6. 奉仕活動を“点"から“線"へ、そして“輪"ヘー会員増強部門としてのつながり支援

 
公共イメージ部門

  1. 地域社会への積極的な情報発信の強化(活動の柱4、6)
  2. SNS・デジタルツールの活用による柔軟な広報(活動の柱6)
  3. クラブ内への“広報意識"の浸透(活動の柱6)
  4. クラブの「顔」としてのビジュアルの整備
  5. 国際交流の強みを“地域の魅力"として発信(活動の柱5)
  6. 成果の可視化と継続性の確保

 
ロータリー財団部門 ~米山記念奨学会への理解と支援の促進~

  1. 年間寄付目標の明確化と共有
  2. ポリオプラス募金:日常の中に“気軽な支援"を
  3. 地域行事と連動した募金活動
  4. 会員の理解促進と啓発
  5. グローバル補助金等の活用紹介

 
奉仕プロジェクト部門(別紙2)
 
職業奉仕部門
~「つなげる未来、国際交流と共生プロジェクト(2025-2026)」への貢献・冬野菜の収穫体験の企画、実施~

  1. 会員の職業、人生経験を活かす場づくり(活動の柱3)
  2. 地域に息づく職業、産業の再発見と応援(活動の柱2)
  3. 次世代への事業継承、人材育成を考える(活動の柱6)
  4. 地域教育、青少年支援との連携
  5. ロータリアンとしての職業倫理の共有と再確認

 
社会奉仕部門
~「つなげる未来、国際交流と共生プロジェクト(2025-2026)」への貢献・冬野菜の収穫体験の実施支援~

  1. 駅や公園周辺での花育成活動(活動の柱l、2、4)
  2. 野菜作りを通じた共育活動(活動の柱1、2、3、4)

 
国際奉仕部門

  1. 基隆西北ロータリークラブとの友好30周年記念事業(活動の柱1、5、6)
  2. 地域とのつながりを意識した国際交流活動の推進(活動の柱2、5)
  3. 会員の経験を活かす国際理解の場づくり(活動の柱3、5)
  4. 若い世代への国際理解の機会提供(活動の柱1、2、5、6)
  5. 継続性と記録性のある国際奉仕活動の展開(活動の柱6)

 
青少年奉仕部門(インターアクト含む)

  1. 学習支援、花や野菜作りを通じた交流(活動の柱3、4、6)
  2. イベントの実施と振り返り(活動の柱1、4、6)
  3. 国際交流プログラム(活動の柱3、5、6)
  • →他部門との連携による青少年育成の深化
    • 職業奉仕部門と連携し、高校生が地域の職業人から働く意義や職業観を学ぶ機会を創出(キャリアトークや職場訪問等)。
    • 社会奉仕部門と協働し、花育や農作業イベント等での体験活動を通じ、地域への愛着と貢献意識を育てる。
    • 国際奉仕部門と連携し、新竹との国際交流準備や英語発表の支援を行い、青少年のグローバルな視野を広げる。
    • 活動の振り返りを各部門と共有し、次年度へつながる学びと協働の記録を整備する。