今週の例会

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令和7年10月30日(木)
 第13回例会(通算 第1582回)

国歌斉唱

ロータリーソング:我らの生業

来訪者紹介

RI第2720地区 職業奉仕部門長 古田哲朗 様

会長の時間

森 会長
— 世界ポリオデーに寄せて:最後の1インチを進める —

 皆さま、こんにちは。
本日は、1024日の世界ポリオデーに開催されたインターシティ・ミーティングでの島根の医師でありロータリアンでもある松本祐二先生のご講演を踏まえ、「ポリオ根絶における私たちロータリアンの役割」をご一緒に考えたいと思います。
 松本先生は冒頭で、こう明快に述べられました。
「人類が根絶できた感染症は天然痘と、根絶直前まで迫ったポリオ。その理由のひとつは、どちらも“ヒトの体内でしか増えない”という性質にある。」
だからこそ、科学は“根絶”を現実の目標にしてきた――と。
 しかし、根絶寸前で新型コロナ禍が世界を襲い、現場の活動は一時停滞しました。それでも、私たちの歩みは止まっていません。
最新の公式データでも、野生株の常在国はアフガニスタンとパキスタンのみ。
2025年も引き続き両国が焦点で、環境水からの検出や患者発生が報告され、「最後の1インチ」に本気で取り組む重要局面が続いています。
 松本先生は、毎年、命がけで前線へ向かうロータリアンの実情を語られました。
パキスタン、アフガニスタン、そしてインド北部周辺の厳しい地域に入り、経口ワクチン(OPV)は1回あたり約150円、皮下投与(IPV)は約5,000円という現実的な目安に触れつつ、文盲率が高い地域では説明の壁が厚いこと、時に軍の護衛を得ながら投与にあたること、現地の接種従事者がテロの標的になるという痛ましい現実にも触れられました。
それでも彼らは「途中で止めない」。子どもたちの命と未来のために、最後の家・最後の一本の井戸・最後の路地までたどり着く――。
これが「最後の1インチ」を埋める仕事です。
ご講演では、かつて重症患者の呼吸を支えた「鉄の肺」の話もありました。
巨大な鉄の筒の中で生きるしかなかった子どもたち――
“あの時代に戻さないためのワクチン”であることを、強く胸に刻まされます。
では、私たちロータリアンに何ができるか。
松本先生の現地報告と、ロータリー/GPEIの最新情報を踏まえ、本日、次の3点を提案します。

  • 1.学ぶ:現実を知り続ける
    • 根絶の「最後の1インチ」は、数字だけでは見えません。
    • 紛争・移動・偏見・誤情報――壁は人間社会の中にあります。
    • 例会での卓話や、学校・地域でのミニ勉強会を継続し、 「なぜ今もワクチンが必要か」を、やさしい言葉で伝えましょう。
  • 2.集める:ポリオプラスへの寄付を“習慣化”する
    • 1回150円の経口投与は、小さな力でも確実に命を守る投資です。
    • クラブとして目標額を“年次の当たり前”にし、世界ポリオデー前後は特に、見える化(進捗掲示)して参加を促進しましょう。
  • 3.広げる:地域から味方を増やす
    • 商店街・学校・企業と連携し、紫の指(End Polio Now)や 街角のライトアップ/小さな寄付箱など、できることを地元で積み上げる。
    • 「平和と子どもの健康はセット」であることを、地域の言葉で発信しましょう。

最後に、最新状況の確認です。

  • 野生株WPV1の常在はアフガニスタンとパキスタン。
  • 2024年は両国で症例増、2025年も環境検出・患者報告が継続。
  • インドは2014年に“野生株根絶の認定”を受けましたが、周辺の流行やワクチン由来株の脅威を踏まえ、広域の警戒と補強接種の重要性が今も続いています。

「最後の1インチ」は、“世界のどこか”の話ではなく、私たちのクラブから届く支援と祈りの先にあります。
途中で止めない。学び、集め、広げる――この地道な3つの行動を、今日ここからまた始めましょう。
子どもたちの未来に、二度と鉄の肺を必要としない世界を手渡すために。
 
以上をもちまして、本日の会長の時間を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

幹事報告

江崎 幹事
 郵便物・受信物のお知らせ

2025-2026年度国際ロータリー第2720地区 藤田ガバナー

熊本地区米山カウンセラー報告会兼第2回クラブ米山委員会セミナー開催について

八代市共同募金委員会 小野泰輔 会長

「赤い羽根」共同募金運動へのご協力について(依頼)

 10月16日の理事会報告
 12月4日年次総会1ヶ月前 理事・役員立候補の届け出開始のお知らせ

 

スマイル報告

上村 委員

森会長、江崎幹事、財津会員、宍倉会員、田浦会員、新宅会員、舟戸会員、右田会員、丸塚会員、鬼塚会員、齊藤会員、児玉会員、綿田会員、辻会員、森本会員、平川(み)会員、坂田(義)会員、山内会員

本日は、2720地区職業奉仕部門長の古田哲郎様に「輝け職業奉仕」と題して卓話をいただきます。今後の活動に生きる貴重なお話をお聞きできることを楽しみにしております。ありがとうございます。

松出会員

28日(火)横浜赤レンガ倉庫前で、全国女性消防操法大会が開催され、熊本県代表で八代本部分団女性消防隊が出場しました。3連覇を目指して練習を重ねましたが、惜しくも5位でした。一生懸命頑張った選手達に、お疲れ様でしたのスマイルをします。

 

インターアクトスマイル報告

辻 青少年部門長

安藤会員、江崎幹事、鬼塚会員、黒木会員、桑原会員、児玉会員、財津会員、齊藤会員、坂田(義)会員、宍倉会員、新宅会員、田浦会員、辻会員、平川(孝)会員、舟戸会員、堀澤会員、松出会員、松本(健)会員、丸塚会員、右田会員、毛利会員、森会長、山内会員、綿田会員

本日の寄付額:24,000円

本年度累計額:82,000円

 

出席報告

 
 週報報告

会員総数 出席義務会員数 当日出席会員 当日メーク済み会員 合  計 欠席会員
55 名 55 名 31 名 1 名 32 名 23 名
 
当日出席率 ホームクラブ出席率 今年度平均出席率 今年度100%達成例会 メークアップ出席率
58.18 % 56.36 % 77.94 % 0 回 1.82 %
会員総数 55 名
出席義務会員数 55 名
当日出席会員 31 名
当日メーク済み会員 1 名
合  計 32 名
欠席会員 23 名
 
当日出席率 58.18 %
ホームクラブ出席率 56.36%
今年度平均出席率 77.94 %
今年度100%達成例会 0 回
メークアップ出席率 1.82 %

本日のプログラム

外部卓話

職業奉仕出前セミナー「輝け 職業奉仕」
 RI第2720地区 職業奉仕部門長 古田哲朗 様